レンズ雲
変わった形の雲。レンズ雲でしょうか。風が強くなる兆しと言われている。次の日、天元台高原スキー場では、ロープウェイ・リフトが安全のため運休した。
斜平山
米沢市街から屏風を立てたように見える笹野山を通称斜平山(なでらやま)と呼んでいる。この日は、マイナス11.9℃ 東斜面が朝日に赤く照らされている。この山に雪が3回降ると根雪となり冬の訪れを知らせ、雪が3回こける(雪崩)と春がくるという言い伝えは、現在も日常生活に溶け込んでいる。
地芝居
黒森歌舞伎は、酒田市黒森地区に280年以上もの間連綿と伝え受け継がれてきた「地芝居」。元々は道祖神祭の正月15日(小正月)に奉納されていた。現在は2月15日・17日に行われている。雪が舞う中で行われる「雪中芝居」なのだ。歌舞伎(本狂言)の上演に先立ち、少年太鼓・神楽・神事・式三番叟・少年歌舞伎が行われる。花道も強風で飛ばされたり・・・手作りの雪中芝居は黒森歌舞伎の魅力となっている。
まかない
ダッタンそば茶のお茶がらは、米と一緒に炊いて甘く香ばしいご飯に。山菜・きのこ・とり肉などもりだくさんの具材を一つの鍋でぐつぐつと「山そば」のように。熱々の汁に、冷たいそばそうめんをつけていただく。
春に向かって
2月は別名如月(きさらぎ)。雪国では寒さが残るこの月を越せば暖かくなってくる辛抱の時期。雪囲いの外で冷たい風の中、一際緑が目立つのは“花見ず”のヒガンバナの葉。草木は春に向かって動き始めている。