VICの窓から

2019年7月

花ことばに想う

福島県北塩原村、喜多方市にある雄国沼はおよそ50万年前の
火山活動によって出来たカルデラ湖だそうだ。

朝開いて、夕方にはしぼむ1日花ニッコウキスゲ。
花ことば・・・「晴れた日の喜び」「心安らぐ人」
濃いピンクの花はサワラン。花ことば・・・「幸福が戻ってくる」

トキソウ 花ことば・・・「届けたい想い」

ツルコケモモ 花ことば・・・「傷ついた心を癒す」

ヒオウギアヤメ 花ことば・・・「物思い」

標高1090m 雄国沼湿原の花々に癒される。

 

植物は動けない

遠くからでも良く目立つマタタビ
葉の裏側の小さな花は隠れて見えない。
葉を白くして昆虫を呼ぶ。
効率よく花粉を運んでもらうこの時期のマタタビのすごい知恵。
これは雄花の咲く雄株のようだ。虫こぶができている。
ブドウの房のような実は、ハクウンボクの実。
きっとハクウンボクの木に絡んでいたのかもしれない。

 

カルデラ噴火の痕跡

秋田県湯沢市三途川峡谷に見られる水平の縞模様の層は三途川層と呼ばれる。
およそ600万年前火山活動によって、カルデラ湖が形成され積み重なった地層(湖成堆積層)で、
植物や昆虫の化石を含んでいる。

川底からおよそ40mの高さに架かる三途川橋。
橋のなかった時代、断崖絶壁の川底まで降りて、
沢に架けた丸太を渡り、反対側の崖を登って通行していたそうだ。
大きなホオノキの葉も高い橋の上からよく見える。
黄緑色の実がついている。
秋には赤く色づく。

三途川カルデラ内にある河原毛地獄。
周辺の地質は三途川層が堆積する以前の火山活動で形成されたとのこと。
噴気があがり、白い山肌が広がっている。

日本三大霊場のひとつで、昔は女人禁制の山。
江戸時代から昭和41年まで344年間硫黄採掘が行われていたそうだ。
高山植物のアカモノが実をつけていた。

沢に熱湯が流れ、下流には大湯滝があり滝壺は露天温泉に。

小安峡大噴湯です。
三途川層の絶壁の板状に重なった割れ目や隙間から高温の蒸気が噴き出ている。
巨大カルデラのマグマの熱が地下の岩を高温にして、しみ込んだ水を、
98℃の蒸気や熱湯として噴出している。

 

この時期ならでは

梅雨明けはまだ。この時期には紫色の花が似合う。

春4月、豊後の花がいっぱい咲いた。6月実がいっぱいついて、7月完熟。毎年の季節行事準備はできた。

薄皮なす 長なす 米なす

「薄皮丸なす」は、山形県置賜地方の伝統野菜に認定されている。
一方、新庄市の「畑なす」は大型の丸なす。およそ300年以上前、北前船で上方文化が伝えられ、
最上川の舟運で種が持ち込まれ、畑地区で栽培が続けられてきた。地域の宝。最上伝承野菜に認定されている。

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