寒波襲来
年末から次々と発達した雪雲が流れ込んで大雪となった。
雪かき道具、スノーダンプや、消雪用ホース、プロテクターなどが売り切れとなるほど。
朝焼けは雪雲をつれてくる。
1月5日は小寒。寒の入りで寒さがますます厳しくなるといわれている。
次々と襲来する寒波の影響で大雪が続く。風も強く吹雪になることも。
道路も狭くなり、交通障害や落雪などに注意が呼びかけられている。断続的に雪が降る1月となった。
笹谷越えの道
山形自動車道は、笹谷峠の下を通るトンネルを抜け、山形と仙台を結ぶ。
笹谷街道に沿うように、東北を横断する重要な道だ。自動車道の上にリフトが見える。
道路をまたいだり、くぐるコースもある珍しいスキー場なのだ。
笹谷峠は陸奥国と出羽国の境で、峠を越える道は古くから開かれていたようで、様々な歴史を刻んできた。
奥州街道を蔵王町宮で分かれ、四方峠を越え、川崎町を結ぶ道は 明治期には、羽前街道とも呼ばれた。
仙台からの笹谷街道と川崎で合流し、笹谷峠を越える。大正時代に植えられたという松並木が面影を誘う。
電気の道
山並に送電鉄塔が目立つ。新潟県新発田市の越後開閉所から仙台市の西仙台変電所をつなぐ朝日幹線だそうだ。
災害時での安全供給を目指し、送電網が張り巡らされてきた。自然災害にも耐えられるような頑丈な鉄塔。
雪の多い笹谷峠越えには、超高圧送電の烏帽子型の鉄塔が採用されているそうだ。
歴史と景観を今に伝えている笹谷越えの道は、電気の道であるともいえる。